生活レポート |
中秋節☪お月見と一家団欒の夕べ |
更新日:2019年05月24日 |
旧暦の8月15日は中秋節です。中国では「月夕」・「秋節」とも呼ばれています。起源は、1100年前の唐の時代に由来します。 |
ニーハオ!ようこそ~チャイナエイトへ~!
春節・元宵節・端午節と共に、この中秋節は「四大伝統行事」として中国の人々は親しんでいます。
撮影日:2013年09月19日
撮影場所:広西省桂林市街地
昔々、空に沈まない10個の太陽があり、ガンガンに地上を照らしていました。
川は干上がり、草や木々は枯れ果て、焼けつくような地表には全く農作物は育たず、人々の暮しは絶望的な状行でありました。
その時、弓の名手ゲイが名乗り出て、太陽を次ぎ次ぎに射落してゆき9つの太陽まで落し、最後の太陽に向って弓を引き絞りました。
その時に、最後に残った太陽が言いました「一寸待ってくれ、君の望みは何なのか?」と、ゲイは言いました「早朝に昇り、夕方には沈むことを約束してくれ」と、最後に残った太陽は承知しました。
こうして気候は順調になり、万物はすくすくと育ち、人々は安穏に暮らせるようになりました。
その後、ゲイは嫦娥を妻として向え仲睦まじい生活を送っていました。
ある日、不老長寿を望んでいたゲイは西王母に不死の薬を貰います。
それを妻・嫦娥へ預けました。
狩りに出たゲイの留守中に、嫦娥はその薬を飲み、月にあるという宮殿「広寒宮」へと舞い上がってしまいました。
狩りから戻ったゲイは、妻・嫦娥が月へ奔ったと知り悲嘆にくれます。
それ以来、妻・嫦娥が月へ上った8月15日がくる度に、妻を想い庭にテーブルを置き、嫦娥が好きな果物を供えました。
それを見た人々も月に供え物をし、嫦娥を偲ぶのが慣わしとなりました。
中秋節は、家族全員が揃い一家団欒の夕食を楽しみます。
庭やベランダなどに供え物を並べ、月餅や果物を食べ、豊作や家族の健康を祝います。
夕食後に、月餅・果物・ジュースなどを携え、川沿い・上頂や公園へ月見に出かけます。
中国には、中秋節に月餅を贈り合う習慣があります。
しかし、現在はこの習慣は世俗化しており、下位の者から上位者へのプレゼント(賂い・下心)の意味合いが強くなり、美味しさを競うのでなく、豪華な外装にセットされた月餅が多く、主役の月餅より脇役のワイン・タバコ・冬虫夏草などの高級商品を競い合って贈る風潮が強まり、詰合わせの内容により万元もするセット月餅も現れています。
今年、新たに就任した習近平主席は「過美に贅沢に奢ることなく、宴席の会食なども多くの食べ残しを出すような悪習を考え直そう」と声明を出しました。
例年、街のあちこちを綺麗な花飾りや、街路樹には灯篭が掲げられ華やかに彩られるのが、今年は無く屋台や政府のビルに祝いの簡単な横幕が掛かっているだけです。
毎年人気の高い豪華にデザインされた月餅のセットも敬遠され、人々は「中秋節の意義を失わないように」との呼びかけに応えた模様で、月餅の販売量は去年を30%下回る見通しであると、桂林ニュースは報じています。
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