生活レポート |
第三回広西省フットサル大会 |
更新日:2019年05月24日 |
広西省足球星計画交流賽(広西省フットサル大会)第三回大会が2013年7月27日~29日の期間に桂林で開催されました。 |
この大会は少年達へサッカーの普及と浸透をはかる為、昨年より夏は7月末頃に、冬は2月頃にと年に2回行われ、今回が三度目となります。
今回の参加チームは広西省内の南寧・柳州・北海・桂林の各都市からのチームで、U10組(10歳以下)とU12組(12歳以下)とに分けられています。
撮影日:2013年7月26日~29日
撮影場所:広西省桂林市 朝陽西路馬芸城足球場と桂林第一職業技術学校
今年の大会には、地元桂林の快楽小狼サッカークラブより、上海在留日本人子弟のサッカークラブに呼び掛けをして、上海の日本トータルフットボールアジア(TFA)サッカークラブの参加も初めて現実しました。
U10組8チーム、U12組も8チームの合計16チームの参加でリーグ戦を行い、各チーム午前に1回、午後に1回と1日に2回の試合をします。
今回、日本TFA少年サッカークラブは、地元桂林の快楽小狼サッカークラブに誘われた縁で、試合のほかに、お互いのクラブは様ざまな交流を持ちました。
7月26日、大会前日に上海より桂林入りした日本TFAサッカークラブと快楽小狼サッカークラブは、日本チームの滞在するホテル近くの高校の広いグラウンドを借り、午後16:00頃よりトレーニングを兼ねた7人制の交流試合を行いました。
この交流試合中、前線の通過に伴う突風と大雨が降り、それでも子供達は一生懸命にプレイをしサッカーを楽しんでいました。
18:30頃に交流試合は終わり、地元の子供達は親と共に帰ってゆきました。その後に、驚くことを私は目にしました。
日本のサッカーチームの子供達がグラウンドに残されたゴミを集め、それをゴミ箱にちゃんと入れるのを見たのです。大人の私は顔が赤くなるのを覚えました。帰宅後、直ぐに見たことを中国の児童の親たちにメールしました。
27日午前8:30、広西省フットサル大会の開会式が開催されました。
100人以上の少年選手達の整列する前で、地元快楽小狼チームのキャプテンの選手宣誓で「正々堂々と日頃の練習の成果を出し合って、力一杯競技します。」と宣言して試合がスタートしました。
初めて参加した日本TFA少年サッカーのメンバーは、中国の対戦相手に比べて小柄にもかかわらず、動き鋭くテクニックがあり、得点能力も高く日頃の練習が高度なことを感じさせ、中国の相手選手と観戦の親達へ深い印象を残しました。
U10組で快楽小狼チームの対戦では、快楽小狼が先制ゴールを入れましたが、日本TFA少年チームは最後の5分間で連続ゴールを決め試合を逆転しました。
本当に素晴らしい試合を観衆に見せていました。
U12組では、快楽小狼チームは5チームに勝利し、その中の1チームには中学生の混じったチームもあり、小学生チームとしての快楽小狼チームは、唯一の中学生混成チームに勝利したチームになりました。
29日午前の部で大会は閉会し、各クラブチームそれぞれに賞状が授与されました。
29日午後、快楽小狼とTFAチームは、再び7人制の交流試合を行いました。終了後、全員で集合写真を取り合いました。
夜にはホテルにて、中日交流パーティーが催され、中日の子供達の会話が弾むように、1卓ずつに日本語通訳も付いていたので、お互いに聞きたいことと言いたいことが旨く伝わり、交流も盛り上がりました。
将来を担う中日の子供達が、サッカーを通してお互いに知り合い触れ合う時間を共有することはとても有意義なことです。
パーティーの中で、中日の子供達はお互いに記念品を交換しました。子供達は、快楽小狼クラブチームの2枚の旗に寄せ書きをし、それぞれ1枚を自分達のクラブへ持ち帰りました。
快楽小狼クラブの一員に、中国全土書道銀賞を受けた1人の少年がいます。彼は‘绿茵场上、少年时光;足球快乐、友谊芬芳。’〔緑の芝のグラウンド上で少年の過す光り輝く時のようにサッカーを楽しみ、友好は花の薫りのようにひろがってゆく〕との書をTFA少年クラブへ送ると、中日の少年達の大きな拍手と歓声で包まれました。
パーティーの終わりに、仲良くなった中日の子供達は、一緒にいっぱいの写真を取り合っていました。
今回の大会は、広西省各地のチームと日本TFA少年クラブチームの協力により順調に終了しました。
サッカーには国境は存在しません。言葉が通じなくとも、サッカーのプレイを通して肉体に伝わり、心に響き合う多くのことを経験し、得たことだと思います。
この様に共に楽しみ学ぶ機会が、中日の子供達に大きな未来への道へ向かう切っ掛けになることを切に願います。
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