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中国高速鉄道で窓側切符を取るためには
更新日:2019年04月13日

中国鉄道では、さまざまなタイプの高速鉄道車両が走っています。座席番号がすでに航空機と同じく、AFが窓側、CDが通路側に決まっていますが、実際に取れている切符は本当に窓側になっているかどうは実際に車両に乗らないと、誰もわかりません。

 鉄道旅行って、窓側に座って、外の景色を楽しみながら、移動するのが普通でしょう。ほとんどの人が期待している列車の旅はこの写真のような感じでしょう。ところ、実際に中国で高速鉄道の切符を取っても、AやFの席を確保していても、本当窓側になるのでしょうか。
 まず、2等席から見ましょう。
 これは期待通りの窓側席です。(CRH3型
 この席に当たると、ちょっとはずれですね。(同じくCRH3型
 車両の端にある席なら、窓は問題ないようですが、足元のスペースが状況いろいろですね。足元に消火器が置いているのも、ちょっと気分が微妙ですね。
 この窓はCRH2型の新幹線です。一つの窓が中から仕切って、それぞれ独立したカーテンが降ろされます。
 CRH2型は座席回転してもほとんど問題ありません。さすが日本の新幹線からの設計です。
実際中国の高速鉄道は、CRH2型を除いて、CRH1型CRH5型CRH3型は最初固定式の座席でした。最近はCRH2型の回転座席が人気を受け、車両改造や新規車両の生産はすべて回転式の座席を設置するようになりました。若干定員が少なくなりましたが、外観が変わっていないので、窓は座席の配置とずれている結果になりました。
 では、一等席の状況は如何でしょうか。これはCRH3型の一等席です。
 これはCRH5型の一等席です。やはり改造後、窓とシートの設置が合わないですね。
 では、もっと高い商務席ならどうですか。
 これはCRH380型の商務席です。
 やっぱりありますね。
 小さい窓の存在はCRH380A型の独特なデザインです。
 回転してしまうと、最悪の3A席は「壁側席」になってしまいます。
 だから、A席やF席でも、必ず外が見えるとは限りません。
 
 そして、先頭の席とは言え、運転席が見えません。(CRH380C型)
 CRH3型では見えていたのになぁ・・・
 そして、非常に珍しく、最近もどんどん外されてしまうVIPルーム(1等席扱い)です。
 そして特殊な席かもしれませんが、CRH1E型の寝台列車は昼間に、上段のベッドが引き上げられ、下段のベッドに3名掛けで2等席の切符として販売しています。
 こんな感じのリクライニングなしの席になります。
 しかも、これはすでに改良されたCRH1E型のタイプです。それまでの寝台列車は肘掛や背もたれもありませんでした。
 
 でも、上述の問題はCR400型いわゆる「中国標準動車組」の大量生産と運営使用によって、根本的に変わります。
 
 次世代に中国で大量に走るこの最新型の高速鉄道では、車種を問わず、同じ規格のシートと窓の配置が設定されています。
 そうなると、バラバラになった車両内部座席配置は統一され、よりわかりやすくなります。
 シートの幅、リクライニング、座席間隔、窓の距離はすべて統一されます。そうなると、「壁側席」の存在が歴史になります。
 より快適な鉄道旅は中国でお楽しみください。