生活レポート |
清明節in中国 |
更新日:2014年04月08日 |
清明節は先祖のお墓参りの日です。「掃墓節」とも呼ばれ、1年間のお墓の汚れ・塵芥を清掃します。また、「踏春節」とも呼ばれ、郊外への散策に最適な季節を迎えた喜びの日でもあります。 |
こんにちはチャイナエイトです。
4月4日は中国の人々にはとても大切な日です。「清明節」と言い、日本の「お彼岸」に相当する日です。今日は中国の清明節について、ご紹介致します。
撮影日:2013年4月6日
撮影場所:広西省桂林市 掛子山
中国では「春節」、「労働節」(メーデー)、「国慶節」と三度の連休があり、それぞれ、一週間の休みでした。それが、2011年に「春節」と「国慶節」は一週間、「労働節」は4連休へとなり、「元旦」(1月1日)・「清明節」・「端午節」は以前は連休でなかったのが、土、日を利用して、3連休になるように工夫されています。
我家では清明節初日4月4日の車の大渋滞を避け、最終日の6日午後に出掛けることにしました。お墓は桂林郊外の掛子山に在ります。この3日間には、お参り専用の直行バスも運行されます。この時期、雨が多く4日、5日と雨模様でした。お蔭様で、今日6日は好い天気になりました。市街地を出ると山裾のお墓へ続く細い田舎道となり、以前は毎年清明節のお参りへ、行く車帰る車が擦れ違うのがやっとのこの道で、押し合いへし合いの大混雑を繰り返していました。現在はこの道を行きの一方通行道が設けられていますので、随分と益しになりました。それでも、お参りは3日間に集中しますので、延々と続く渋滞には変わりありません。
30分間程で掛子山に着き、年に一度のお参りのため、私の家族は毎回、お墓(祖父母)の場所を探し回ります。お墓は一年間風雨に晒され、かなり傷んでいました。盛り土の流れ出た箇所を修復し、辺りの延びた木の枝を刈り払い、草むしりをしと清掃に汗を流し、お墓を綺麗にした後、果物、粽、饅頭、お酒などをお供えし、各自胸の前に3本の火を点けた太く長い線香を捧げ、お墓に向かい三度頭を下げて、線香を立て、跪き手を合せ先祖と祖父母の霊へ、この1年間、ご先祖様のご加護で家族一同、何事もなく過ごせたことに感謝し、息子が美しき妻を迎え、家族が1人増えたことを報告し、さらに次の1年も又、無事に幸せな1年でありますようにお願いし、ご先祖の霊が柔らかであるようにお祈りします。それを年配者順に父より子供へと一人づつ行います。
このように、お墓参りの方法は日本と同じだと思います。唯一、最後に爆竹を墓前に展げ、華々なしい爆発音と共に締め括り、立ち返る所が、如何にも中国的な風習だと言えます。
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