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世界遺産レポート プリント
雲南省 元陽 建水
更新日:2014年10月14日

 元陽、建水はいずれも雲南南東部の紅河ハニ族イ族自治州に属し、元陽と建水が近いのでセットで旅行することが多いです。ベトナムから中国へ入国したときの最初の観光地として、またベトナムへ向かう途中の経由地として寄ることができます。


雲南の少数民族のひとつであるハニ族が創り上げた棚田群。棚田は壮大なスケールで、羅平とともに写真好きの注目を浴びるほか、近年日本からもここを訪れるツアーが急増した。またハニ族独特の住居もあり、住居の形態や、生活習慣から、ここに住むハニ族が日本の祖先である説をたてる学者もいる。またベトナム国境の街「河口」と昆明の間にある観光地なため、ベトナムに向かう途中に寄ることや、ベトナムから中国に入国した場合にまず最初に寄ることができる観光地でもある。

山の中腹にへばりつくようにある旧市街の「新街」と、谷底にある南国情緒ある新市街の「南沙」の2つの街が基点。ほとんどの長距離バスは南沙に発着する。南沙と新街の間は中型バスから、マイクロバス、ワゴン車まで様々な車が頻繁に往復する。冬は新街より先では相当堪える寒さとなるので、寒いのが苦手ならば南沙地区をベースとしよう。

普通のハニ族の暮らしを垣間見れるハニ族民族村。そこに住むハニ族の人々が観光客を気にすることなくのんびりと生活している。展示館では民族衣装のほか、日本の下駄によく似た履物が展示されている。三角屋根の家々が特徴的。ここからも棚田を拝むことができる。新街からなら車でそれほど遠くない

南沙、新街ともに安宿から3つ星ホテルクラスまで揃っている。しかしできるならばぜひ泊まりたいのが、棚田の近くにある集落のゲストハウス。棚田の近くにあるため、朝焼け、夕焼け時の棚田を見ることができるほか、夜には満天の星空が迫るのでおすすめ。ただし、設備やサービスは期待してはいけない。新街の広場近くの各地へ向かう車が集まるところでは、旅行者向けの客引きもいるので、聞いてみよう。また、そこそこのホテルで、というのであれば、南沙か新街の最高級ホテルを選ぼう。暖かいのは南沙、涼しいのは新街だ。そのときの気候でどちらにするか決めよう。

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