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雲南映象のレポート |
役立ち度: | (4票) | 更新日:2013年04月08日 |
昆明市で毎日上演されている楊麗萍プロデュースの雲南映象をご紹介します |
撮影日:2010年11月
撮影場所:昆明市昆明会堂
雲南映象は中国では知らない人はいないといわれるダンス界のスター楊麗萍が
総監督を勤める少数民族をテーマにした舞台で、
毎日午後8時から上演されています。
楊麗萍は日本やニューヨークなど世界中で活躍するダンサーで、
体全体を使った独特の動きと世界観が世界でも認められています。
会場へ入ると民族衣装を着たスタッフの方が記念撮影に応じてくれます。
上演は8時。10分前くらいに着けばOKです。
ちなみにチケットは予約が必要。
当日ではほぼ入手は不可能。それだけ人気がある舞台です。
会場は比較的小さくすべての人が楽しめる。
開演です。舞台のプログラムは大きく5つに別れ、
プロローグとエンディングがついて、合計7ステージ、
約1時間30分になります。第一章は太陽。
大小様々な太鼓を使ったダイナミックな演奏が繰り広げられます。
演奏はもちろん生演奏。ドンドンドンとおなかに響きテンションもあがってきます。
最後にはまさかの水浸し。
あぁ~雨乞いの儀式だったんだ。。。と最後に判明。
一応舞台の両サイドに説明が掲載されていますが、中国語と英語のみ。
第二章の初めは楊麗萍をスターにした代表作「月光」。
体全体を使って月の光によってできる影だけで孔雀を表現します。
最初は人間離れした動きに戸惑いますが、徐々に引き込まれていきます。
本当にこれはすばらしかった!
軽快な手拍子と歌声。
中国のたいていの舞台は録音された音に合わせて踊るだけの舞台が多いですが、
この舞台は生演奏に生歌が基本。伝わってくるものが違います。
イ族をモチーフにした内容。
急にミステリアスな音楽と不可思議な踊りが始まります。
第五章は厳かな空気の中始まるチベットをテーマにした内容。
チベット仏教を織り込んだ内容が続きます。
この舞台に参加している人々はプロのダンサーではなく、
本当の少数民族の方を集めてレッスンした、この舞台だけの演者だそうです。
そしてフィナーレ。
3章と4章をすっ飛ばしてしまいましたが、
本当に感動してシャッターを押す余裕がなかったです。
この手の舞台を見ることもほとんどないですし、
中国語もよく分からないし、
少数民族のことも詳しくは分かりませんが、
なぜか涙が出てしまいました。
僕は思いましたね、この舞台を見る為だけに昆明を訪れてもいいと。
みなさんも是非足を運んでください。