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西安の人気「軽食」百選㉓
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(0票) 更新日:2020年08月05日

いにしえの古都ーー西安には、色々の美味い「軽食」があります。今回は漢中鍋貼(ハン・ゾン・ゴー・テー)をご紹介します。

 鍋の上に油をひき,少量の水で蒸し焼きにした焼きギョーザの一種です。

 「漢中鍋貼」は実は一種の「花巻」だと言えるでしょう。麺の中にも、塩、山椒、ひき肉からなる餡が少し入っています。

 隋朝末期のある日、炊事兵が鍋を熱して、戦争中の兵士たちに麺を炊こうとした時、突然、戦闘のラッパの音が聞こえてきました。その料理人は慌てて長い麺を鍋に投げ込みました。後ほど、鍋を開けたら、鍋に水が全然入っていないことに気づき、麺は鍋の端に貼っているままで焼かれた。その「鍋貼り焼き」を食べてみると、さくさく美味しかった。それからこのような麺類は今に伝えられて、今日の「漢中鍋貼」に進化しました。

その後、人々は焼き餃子を作る技術を更新し、多くの調味料を加えました。水で蒸して油で 焼きました「漢中鍋貼」はふわふわした快適な食感を残しただけでなく、味わいも尽きません。

【作り方】

 発酵した麺を薄く伸ばし、中には「油、塩、山椒粉」などの生地を塗って、長くて細いロールに巻き、多くのこのような「巻き子」を鍋の側に準備して置きます。鍋の中に少しのラードを入れてから、鍋の底に小さな穴がたくさんある陶器「鉢」を入れて、それを中心として、作った巻物を鍋の縁に沿って並んで置きます。鍋の縁が傾いているので、長い巻物が加熱されている間に重力の作用でどんどん下に積み重ねていきます。出来上がると、長い巻物は咲いている「金蓮」の形になり、下の部分も油で焼いて黄色になります。