【西安発】秦武関と唐大雲寺を訪れる旅 - 基本情報｜中国旅行のチャイナエイト

【お出迎え】
ご宿泊のホテルまでお出迎えに上がります。
ホテル武関へ（約３時間、約２4０キロ）

【秦馳道】
始皇帝２７年(前２２０)に始皇帝は、全国に馳道を作った。馳道とは、一般人は立ち入ることはできない皇帝専用の道路だが、この道は戦車も走れる軍用道路である。一旦事あればすぐさま軍隊をおくれるよう、道路の表層は金属製の鎚でたたいて固めてあったという。道幅は五十歩、つまり６９・３メートル。また、三丈つまり６．９３メートルごとに青松を植えた。馳せる道とは、まさに現代の高速道路である。
秦直道は秦帝国が行った万里長城に続く二番目の大型国防工事で、「古代世界交通明珠」と言われ、2,217年の歴史を待ちます。

秦馳道見取り図

昔の秦馳道の「武関道」

秦武関へ行く今の「上海―陝西高速道路」

【関中】
関中とは、函谷関の西側の地域を指す。 現在の中国陝西省渭水盆地の西安を中心とした一帯で、ちなみに、秦王朝の都を守った四大要塞とする東の函谷関、西の大散関、北の蕭関、南の武関に 囲まれていることからその名があるともいう。
関中見取り図

【武関】
武関は関中から南(東）へ抜ける秦馳道の「武関道」(少なくとも秦代には確実に存在した)を抑える関所である。武関道はで古都長安から秦嶺山脈を南に抜けて、商州・丹鳳を経て武関から南東・武漢方面へ抜ける交通路である。
かつて秦の始皇帝最後の行幸に際し通過した関でもある。
武関は、漢中の四大関の一つであり、漢の時代、これを劉邦が攻略し、それを通って漢中入りを果たしたということで有名だ。
武関城遺跡は、丹鳳県龍駒寨鎮の東42キロ、上伊国道の南にあります。
 
※観光時間約1.5時間頃

【昼食】
昼食には武関鎮郷土料理をお楽しみ下さい。

武関商洛市博物館（唐大雲寺）（約1.2時間、約81キロ）

【商洛市博物館（唐大雲寺）】
　中国唐代、則天武后によって設置された仏教寺院。大雲経寺ともいう。『長安志』第10巻によれば、隋の584年に文帝が僧法経をしてこの寺を建てさせた。ところが、延興寺の僧曇延が蝋燭の炎を自然に発火させるという不思議な業を行ったので、文帝はこれを奇とし、この寺の名を光明寺と改めさせた。武大后のときこの寺の沙門宣政が『大雲経』を進上したが、経のなかに「女主之符」があったので寺名を大雲経寺と再度改めて、690年10月天下の州ごとに大雲経寺を置いたという。
　大雲寺は唐時代に建てられ、最初「西岩院」と呼ばれ、元時代正年間（1341-368年）に「大雲寺」と改名された。明時代初期、兵禍で壊して、清順治十八年（1661年）再建して、依然として“大雲寺”と号した。光緒三年（1877年）大規模に増築し、光緒二十六年（1900年）完成された。1992年4月29日に陝西省重点文化財として公布された。
　大雲寺内にある商洛市博物館は収蔵品の種類が豊富で、陶磁器、金器、銀器、銅器、鉄器、玉器、石器、骨器、木器などがあります。収蔵文物の総数は1917件で、その中の一級文物は1点、2級文物は8点、3級文物は65点です。
　主な蔵品は1997-200年の商州東龍山遺跡から発掘された夏代の墨玉牙璋、玉戚など350点余りの夏商時代の玉璧と陶器（出土品はより強い地域性の特徴を表しているので、龍山文化と二里頭文化の間の欠落を補い、東龍山文化と名づけられた）や丹鳳古城村楚墓群と山陽県嶺楚墓を代表とする商洛楚文化遺跡の中で発見された戦国時代の500点余りの陶器と青銅兵器や丹鳳古城村商鞅封県遺跡から出土した「商文字半瓦当」と商州陳原と商南建築遺跡から出土した盥、缶、三足壷など西周時期の陶器があります。また、同館では「石仏像展」などのテーマや臨時展も開催されている。

 

※観光時間約1時間

【お見送り】
商洛市博物館ホテルへ（約２時間、約1２０キロ）
ご宿泊のホテルまでお見送り。ごゆっくりお休み下さい