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上海市内バスの乗り方
更新日:2012年11月14日

 地下鉄が便利な上海では、やはり市民の足として不可欠な存在である路線バス。さすがローカルな所へ行くには、激安運賃のバスは無難である。

 こんにちは。チャイナエイトです。今日は上海市内路線バスの乗り方を紹介します。

 上海のバスって、何種類ありますか?
 上海市においては、主に一本の黄浦江(こうほこう)という河に二分されています。バスも、河の東側に運行している青色のバスと河の西側に運行する緑色バスがあります。
  
  その他、郊外地区で走っているピンク色のバスや、赤とグレーのバスなど数種あります。

  また、一般的なバスと違って、旧市街では、一部トロリーバスも走っています。それはエンジンの違いだけですが、乗り方などはまったく同じです。
  

 上海バスの運賃はいくらですか?
 上海市内中心部バスは、2元単一運賃体制がほとんどです。特にワンマンバス(中国語:「無人售票」)が多くて、ほぼ100%上海市発行の「公共交通カード」のプリペイカードが使用できます。
  
  郊外バスの場合は、1元から十数元の距離運賃になっていますが、車掌に目的地を伝えてから切符を購入することになっています。

  公共交通カードはどこで購入しますか
 
便利な「上海公共交通カード」は地下鉄の駅や一部のコンビニで販売しています。一般型のカードの新規購入には、20元のデポジット(中国語:押金)が必要です。
  使用済のカードは上海浦東空港のリニアモーターカー駅で払い戻し手続きができます。(夜間休業時間があるので、ご注意を。)または、市内一部の地下鉄駅やコンビニでも可能ですが、払い戻し可能な所では「交通カード回収」というシールが張っています。
  

 上海バスの乗り方は?
 ワンマンバスの場合は、前扉から乗車することになっています。(中国語:前門上車)。
 単一運賃の場合は、運転手の横に置いてあるボックスに小銭を入れるか、「公共交通カード」をピーとすることになっています。ただし、日本のような両替機器はありませんので、お釣りができません。必ず乗車前に、小銭の準備が必要です。
   
 車掌(中国語:售票員)付きのバスなら、車掌にお金を渡すか、後扉に座っている車掌の隣にある「公共交通カード」読み取り端末にカードを振ればよいです。
 最近、車掌はお席まで交通カードの読み取りする携帯端末を持って来る姿が多くなりつつあります。
  降りる時は、ベルを鳴らす必要はありません。一部の車両の後扉に着いているベルは「非常ベル」ですので、間違いないようにしてください。

  上海人のバス乗車マナーは如何ですか
 全体的には、上海交通網が便利で、市民の素養も高いです。車内もゴミが落ちず、大きな声で喋る人がほとんどいません。
 但し、通勤ラッシュや渋滞でバスが遅れた場合は、押し込み乗車の場面も見え見えですが、降車陣と乗車陣の間、揉めている状況もあります。

 ワンマンバスの場合は、前扉が乗車扉になっていますが、無断で下車する人もいます。
 スリ発生も稀ですが、やはり荷物の管理はしっかりするようにおすすめします。

 バス停の読み方はどうなっていますか?
 
上海市のバスロゴは中国語「公共交通」の略語「公交」の二文字からなっています。
 歩道の幅が足りている場合は、写真のようなスタンダードバス停が設置されています。
 
 また、歩道の狭いところは、このような簡易バス停が設置されています。
 
 バス路線図の読み方ですが、上海の場合は特殊地名以外、2本の道路名からなっています。
 たとえば、「陝西北路南京西路」停の場合は、バスが「陝西北路」に走っていることが分かります。この長い道路にいくつかのバス停がありますが、一番近い横道は「南京西路」と分かります。とにかく、2本道路の交差点付近に停車すると理解して頂いて結構です。
 

 バス車内はどんな感じですか?
 椅子の設置は世界各国はほぼ同じ感じですが、上海の場合は、液晶テレビに無線デジタル電波から送信されたニュースチャネルが流れています。車内の時間つぶしには、非常に楽です。

 車内放送もしっかり流れていますが、日本と比べると格段に音量が大きいです。耳の悪い人でも、十分聞き取れるようにしているのでしょう。
 また、電光掲示板から、次のバス停の名前も流れています。特に車掌が度忘れたわけではなければ、それが非常に頼りになるものかと思います。

以上、如何でしょうか。チャイナエイトよりお伝えしました。

 

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