観光地レポート |
体験レポ:西塘日帰りツアー |
更新日:2013年03月10日 |
西塘日帰りツアーに参加してきました! 西塘は江南地方に点在する水郷の一つで、上海から比較的近く車で1時間半くらいで行くことができます。観光地であると同時に、地元の人の普通の生活が垣間見られる土地でもあります。 |
こんにちは。チャイナエイトです。今日は上海近く水郷の西塘日帰りツアーを体験しました。
当日は、9時に車で市内を出発し10時過ぎに現地到着。道がすいていて思ったより早く着きました。まず大型バスも停まれる駐車場で入場券を購入。この入場券には各種施設の見学料金も含まれています。週末とあって中国人の観光客・団体ツアーも大勢来ていました。観光地区は、そこから1キロくらい先にあり、大型バスの旅行者は徒歩で行きます。私たちは車で移動し観光地区入口の門のところで、しっかり入場券をチェックされてから入場。その後、車を降りて、いよいよ西塘ツアー本番です。
西塘の観光地区は、2本の運河に沿って連なる昔ながらの街並みです。運河には太鼓橋が架けられ、観光客を乗せた船が行き交い、河の両側には古い家々が続き、という正に江南の水郷の風景が目の前に広がります。運河近くに地図がありました。
運河沿いの道(廊棚)には、ずっと屋根がついているのが西塘の特徴だそうです。雨でも濡れずに歩けるのは便利ですね。1キロくらいつながっているところもあるとか。食べ物屋さんや土産物屋さんもいっぱいです。運河沿いの道に加え、家々の間には細い路地が張り巡らされています。路地の幅はとても狭く、場所によってはすれ違うのがせいいっぱい。手を伸ばすと両側の壁に手が届くところもありました。
古い街並みだけでなく、夜になるとバーになる通りもあったり、若者向けに洒落たカフェなどもあって、世代を問わず多くの中国人が遊びに来る観光地といった感じです。観光客向けのパフォーマンスも発見。顔が真っ黒ですが、お店の宣伝なのか、単に有料で写真を撮ってるだけなのか、意味不明。
午前中は、ガイドさんの説明を聞きながら歩き、3つの施設を見学しました。
まず最初に行ったのが、酒文化博物館。西塘は紹興酒の醸造で有名らしく、それにちなんで酒の容器を時代に沿って展示しています。青銅器、磁器などに加え、掛け軸なども展示されていました。窓の外に、さりげなく酒甕が置いてありました。
次に見学したのは、ボタン博物館。中国では、宋代頃からボタンが使用されているとのことで、古い時代の貝や金属を使った素朴なものから、近代の色とりどりの美しいガラス製のボタン、さらに衣服など多数展示されています。展示内容もさることながら、建物が渋くて趣がありました。入ってすぐのスペースがごく小さな中庭のようになっていたり、狭い空間が独特の雰囲気を醸し出しています。
3つ目に行ったのは西園です。これは清代のお金持ちの邸宅で、立派な庭も付いています。庭と居室が石壁や渡り廊下を通じて入り組んでつながっていて、かなりの部屋数があり当時の裕福な生活がしのばれます。居間の調度も当時の江南式にしつらえてあって立派なものでした。部屋数に余裕があるためか、印章の展示もありました。2階の窓から外を覗くと、さっき歩いた細い路地が見えました。決して広くはないのですが、運河沿いの限られたスペースに作られた家が連なっていて、なんだか不思議な空間です。
運河沿いの建物はレストランや民宿になっています。宿の場合は、部屋の写真と「今日有房」(空室あり)などと掲示されています。あらかじめ予約している人は少なく、宿泊料金はその場の交渉次第とか。この日も多くの観光客が運河沿いの店で食事をしたり、お茶を飲んだり、昼寝(!)したり、リラックスムードでそれぞれ楽しんでいる姿が見られました。
そういった運河沿いの小さなレストランの一つで昼食。1階にも席がありましたが、ちょうど空いていたので2階のテラスでいただきました。ちょっと暑かったけれど、運河を眺めながら食べる食事は最高。メニューは、蒸し鶏(冷菜)、茄子炒め、卵とトマト炒め、麻婆豆腐、ワンタンスープ、チャーハン、結構量がありましたよ。味も日本人好みの味付けで美味しくて満足、満腹です。お茶はサービス、お酒は別料金でした。今回はお酒はパスしました。
午後は、自由行動です。ぶらぶらとお店を見ながら散策、あるいは食べ歩き。細い路地をどんどん入っていっても、運河を目印に歩けば迷うこともありません。気の向くままに気に入った店を覗くもよし、ぼんやり運河を眺めるもよし。食べ物屋や土産物の店がずっと連なっていますが、それほどしつこく客引きをするでもなく、何だかのんびりしています。運河で水を汲んだり、洗濯していたりと、地元の人が普通の生活していて、とても生活感のある街です。
ぶらぶら歩いていて、見つけたものが2つ。ここ西塘で撮影したというトム・クルーズのミッションインポッシブル3の記念看板と、鵜飼いの船。鵜は間近に見ると結構大きくて迫力がありました。
せっかくなので、帰る前に船に乗ることにしました。乗り合いはなくて、1艘まるごとということで、ツアー参加者3人で貸切です。2時半に船着場で待ち合わせ。
観光エリアを往復して戻ってくるコースもあるけれど、駐車場まで行くコースにして、30分のんびりと船にゆられました。一応規則があるらしく、オレンジのセーフジャケットを着用します。行き交う船に手を振ったりと、とてものどかなムードです。観光エリア中心を過ぎると、両側はますます生活モードで、洗濯物がはためいています。漕ぎ手のおじちゃんは愛想よく、おしゃべりしようとしますが、もちろん中国語。どうやら豆か何か、食べ物を売りたかったみたいです。10元は安いけど山盛りの豆はいらないので、ごめんなさい。
すっかりのんびりして、元の駐車場に戻ってきました。これで今日の観光はおしまい。あとは車で一路上海へ。
西塘は外国人観光客もいますが、多くの中国人観光客も遊びに訪れる観光地であり、地元の人も生活していて、中国のいろいろな姿が見られて面白い街。タイムスリップしたような景色と、ゆったりした雰囲気でリラックスできました。水郷の魅力は、このゆるさかもしれませんね。
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