1階ロビーに入ると、ユニークに配置されたバラバラのデザインのソファと前衛的すぎるフロントの造り、点在するアート作品に驚くかもしれません。

第一印象は「斬新過ぎ!」なのですが、滞在すればその快適さとホスピタリティにうっとりしてしまうはず。子ども連れや年配の方にもお勧めです。現に60代の私の母は、このホテルが上海でいちばんのお気に入りなのです。

お勧めポイントの一つ目は、ゆったりしたお部屋。藤製の家具、手作り陶器のティーセット、レトロな瓶に入った上海駄菓子「大白兔」など、遊び心を感じるノスタルジックな演出が印象的。

お部屋で飲める無料のお茶は、人気ティーサロン「バンドティー・カンパニー」のものでした。深いバスタブと広い洗い場も快適です。

連泊すると、二日目の夜は懐かし風味のポップコーン、三日目の夜はグラスに少しのウイスキーがテーブル上に。お部屋に戻るたびに、手書きメッセージを添えたサプライズが待っているのです。こちらのスタッフはサービスという仕事を心から楽しんでいるのでしょう。

朝食はセミオーダービュッフェ。バイキング形式ですが、卵やベーコンなどは焼きたてをサーブしてもらえます。ビュッフェレストランと同じフロアには、自由にDVDを借りて鑑賞できるソファブース、窓辺のパソコンコーナーなども。子ども連れなら家族でごろんとくつろげる場所がパブリックスペースにあるのです。

夜景が素晴らしいループトップバーと、牛のオブジェが迎えてくれるステーキハウスも見逃せません。こちらに泊まればホテルで過ごした時間が旅の思い出のウエイトの多くを占めてしまうかも。「上海にはこんなホテルがあるんだよ」と思わず話したくなってしまうこと受け合いのホテルです。

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ホテル インディゴ 上海 オン ザ バンド（上海外灘英迪格酒店）