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端午節・その由来と風習
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(12票) 更新日:2019年05月24日

端午節は中国の旧暦5月5日です。「端陽節」・「重午節」とも呼ばれています。起源は、2千数百年前の偉大な愛国詩人屈原の史話に由来しています。今年は、6月12日が端午節です。

ニーハオ!



中国の‘端午節’と日本の‘端午の節句’は似ているのか、はてまた似ていないのか?



今日は、我が家の端午節をご紹介します。



皆様、日本の様子とお比べを!



撮影日:2013年6月12日



撮影場所:広西省桂林市 我が家



 



戦国時代(紀元前278年)頃、南方の楚国に愛国の詩人・屈原がいました。楚国の貴族や高官達の腐敗は酷く、それを知った屈原は憂国の念いを強くし、何とか真っ当な政治を取り戻すべく、彼等の汚職を糾弾しました。しかし、楚国の懐王は貴族や高官達の讒言を信じ屈原を追放してしまいました。



 





愛国の詩人・屈原は追放の途中、憂国の夢破れ国の未来に絶望する余り、汨羅江に身を投じてしまいます。



憂国の士・屈原の身投げを知った人々は競って舟を出し、彼の体(亡骸)を引き上げようと試みましたがことごとく失敗し、仕方なく彼の亡骸を江の魚から守るために、棕の葉に‘バラ肉’を包んだものを沢山作り、それを魚の餌として江へ投げ込みました。



それ以来、屈原の為に舟を競って出した念いを胸に、竜舟競争を行うようになり、又、憂国に殉じた屈原を偲んで粽を食べたりする風習が後の世に広がりました。



 





我が家では毎年、母手作りの粽を食べる習慣があります。



母は家族の皆んなが揃って、端午節に粽を食べられるよう前日に、棕の葉・イネわら・もち米・緑豆・落花生とバラ肉などの材料を用意します。



売っている粽と違い自家製粽は、中に入れる材料や量を家族好みに仕上げます。私が落花生を好きなので、母は落花生を多く入れて作ってくれます。



出来上がった20個の粽を大鍋に入れ、約2時間程煮ます。



ここで最も大事なことは、粽をイネわらできっちりと固く縛ることです。



鍋の中で中身がばらばらになっては、苦労が水の泡になってしまいます。



粽は端午節の主食の一つです。他の色々なご馳走と一緒に、家族皆なで食事を楽しみました。



 





今年桂林では、3年振りの竜舟競争が予定されていました。



しかし、大雨が続き漓江の水位が高くなり危険な為、竜舟競争は中止となりました。



まことに残念!!!



来年に期待しましょう。



 




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