万里の長城 司馬台長城

司馬台長城

司馬台長城

こんにちは、チャイナエイトです。

北京は深秋を迎えました。

空高く雲一つもない、なかなかよい天気を迎えた週末に、郊外の司馬台長城へ行きました。

司馬台長城

司馬台長城

司馬台長城は北京市密雲県にあり、北京市内から120キロです。山の根元に「鴛鴦湖」という湖があり、湧き湯があるとのことで、冬でも凍結しません。ここの長城は険しい山の峯に建設され、昔からは天然な防衛要塞です。

司馬台長城

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一部かなり観光化された万里の長城と違って、ここは大体的な開発に着手せず、「残長城」として保存してきました。

司馬台長城

司馬台長城

階段の段差が地形によって、最大85度までも上ります。城楼は数百メートルごとに、一つが建設されています。城楼の大きさや高さはそれぞれ異なります。城壁も防衛上の都合で、片方だけに作られている所と、両方も作られている所があります。

司馬台長城

司馬台長城

司馬台長城は我が国に唯一の修繕をせず昔の様子で保管して来た長城と言えます。話によると、敵が長城に上がったら、一つ次の城楼が上に見えます。それを目指して攻撃したら、一個の城楼に辿り着いても、さらに次の高い城楼が見えます。しかも、全部で135台の城楼があって、それは永遠に続くように見えますので、最後に敵の作戦意志を滅亡する設計をしているそうです。

司馬台長城

司馬台長城

観光客が熟知している万里の長城と言えば、ナンバーワンは「八達嶺長城」で、その次に慕田峪長城と金山嶺長城が開発されました。この司馬台長城は北京からの距離がもっと遠い都合で、観光にオーブンしたものの、まだまだ観光客は少ないです。売り子さんに囲まれる心配もないし、人込みに巻き込まれる心配もありません。

司馬台長城

司馬台長城

しかも、司馬台長城は自然景観のみならず、文化景観も素敵です。

ここでは、石に刻まれている「題名碑」が数多く残っています。主に長城建設時の状況記載と担当役人の名前記載です。また、建設に参加した軍団の番号や年代を記載しています。

司馬台長城

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一言でいえば、司馬台長城は中国万里の長城のトップと言っても過言ではありません。

司馬台長城

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ただし、北京市と河北省の境目にあるため、交通は少し不便です。また、観光以外は、お食事程度を取る場所もありませんが、現地の農家レストランで郷土料理を楽しむしかありません。

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