中華人民共和国『旅游法』
こんにちは!チャイナエイトです。
今年中国旅行業界最大の話題は「旅遊法」の施行です。
法改正によって、旅行産業の形態は根本的に変化される見込みです。一番大きい変化は、中国国内で強く批判されている「ショッピングの案内」や「強引なオプショナルツアーの販売」は禁止されることになりました。
現状、中国での旅行(特に団体募集ツアー)では、完全に価格競争になっているため、旅行社でツアー設定をする際に、ギリギリまで基本ツアー料金を抑えることが求められています。
出発後はコミッション収入を当てにした契約先ショッピング店への強引な斡旋や、現地オプショナルツアー販売を強制的に販売しているのが実情です。
法改正後は、すべて変わります。
10月以降の定番ツアー料金はこのようになります。
日本:5000元→6000元
韓国:3000元→6000元
東南アジア:3000元→5000元
台湾・香港:2000元→5000元
欧州:15000元→25000元
アメリカ:20000元→30000元
中国国内の旅行業界では、法律の改正によって旅行マーケットの規律整備を実施することになりますが、国からの押し付けでどこまで成果が出るのか、じっくり市場の反応を見ている状況です。