中国鉄道部よ、さらば!
こんにちはチャイナエイトです。
日本のニュースでも報道されていますが、話題の中国鉄道は大きな変革を迎えました。
中国鉄道部は解体になり、行政管理と運営を分けて、新規中国鉄道総公司を設立することになりました。
一時的に北京にある中国鉄道部の前で、記念撮影の行列ができました。まるで観光地のようです。
中国鉄道は巨大なネットワークを持っているにも関わらず、天文数字の負債とサービス状況の失格により、国内で大きく指摘を受けています。それにも拘わらず、強気の「鉄道部」は、鉄道の法律定め、行政管理、車両の購入、路線の運営、駅舎の建設など、すべての権力を集中しています。
中国鉄道には、独立した法律、裁判所、警察署(鉄道公安)を持っています。
まさか、鉄道社員だけの学校、幼稚園までも、すべて運営しています。
つまり、社会主義「計画経済」時代の最後の面影と言えます。
ところで、あの動車組の事故から、鉄道の過度建設や安全管理の不健全、また「独立王国」と言われるこの鉄道部は国民から批判の嵐を受け、ようやく解体に向かうことになりました。
現役している鉄道社員は200万人もいるとのことですが、今後は国家公務員並みの待遇から変わり、企業の社員に変身します。
鉄道に青春を貢献した方々は、鉄道部に対する重い感情は理解できますが、歴史が進化しているので、この鉄道部の解体は早かれ遅から来るのは分かるのでしょう。
まだ鉄道切符の入手に困難なこの国では、後どの位で自由に国内で移動できる時代が来るのでしょうか。