観光地レポート |
「ナイトクルーズ」 なかなかのものです |
更新日:2019年05月24日 |
桂林では有名な漓江船下り(約3時間半)以外に、市内にて、昼間でも夜間でも短時間で、気軽に利用できる船遊びコースが沢山用意されています。 |
ニーハオ!ようこそ~チャイナエイトへ~!
ナイトクルーズ「桂林四湖めぐり」をご案内します。
約1時間の小旅行は、変化に富む演出や仕掛けが施され、「桂林、お主しなかなかできるのう!」と言うべきものでした。
撮影日:2013年4月24日
撮影場所:広西省桂林市 環城水系・ナイトクルーズ
ナイトクルーズ「桂林四湖めぐり」へ乗船しようと、杉湖へやって来ました。ナイトクルーズ船は3便出ていて、私とお客様3人は7時15分の第一便へ乗ろうと、余裕を持って6時半に着きました。ここの船乗り場は外国人専用で、コース、昼間夜間、中国人外国人別に5ヶ所の乗場が設けられています。
出航地のこの湖は小さな湖で、向こう岸に近い湖中へ大・中の塔が建てられています。それぞれ、日の塔・月の塔と称され、金色と銀色でライトアップされています。しかし、辺りはまだ明るく、湖を囲む樹々にも照明が点り始めていますが、淡くぼんやりした印象です。お客さんの数もそれ程多く無く、出航待ちの時間を簡素なステージでキーボード演奏と歌の男性2人組がつないでくれています。
出航の時刻が近づくにつれ、徐々に船待ちの人が増えはじめ、それらは全て韓国人団体客で、西洋人の姿も余り見当たりません。日本人は弊社のお客様の二人だけです。7時を回るとクルーズ船が3隻続いて韓国人団体客がどやどやと乗船してきます。定員45名の船に我々3人と他は韓国人とが乗り合わせ、定刻に出航しました。いよいよ約1時間の船旅です。
さすがにこの時間になると夜空も暗く落ち湖を囲む樹々に吊りされたアグラスアイバーの光が、流れ落ちる雫のように見え、塔も先程とは異なり、暗闇に沈み光で縁取られた部分のみ浮き上がり、一段と美しい建ち姿になっています。
四湖のシンボルになっている日塔・月塔。
船乗り場にある簡素なステージで男性2人組が演奏と歌をします。
ご利用船のイメージです。
定員45名の船の中身のイメージです。
橋を順々に潜り先へと進みます。潜る際に見上げると、さすが観光都市桂林と思わされるのは、石造り橋の下面まで彫刻やペイントが施されていることです。橋の形態は、2連橋や吊橋など変化があり、吊橋の長い橋げたには赤い光のラインが走り、上部の赤く塗られた鉄骨部分は暗い湖面に強いライトで鮮やかに浮んでいるように見えます。
次の橋を潜ると暗い湖面上に、舳先にランタンを灯した筏が点々と浮んでいます。その数12艘の鵜匠筏群です。一艘当たり3-4羽の鵜を操り、漁を真近で見せてくれます。
11番目の橋を潜ると、最後の木龍湖へ到します。左手に黄金色のライトに眩しく七層の塔が見えます。右手前方には民族楽器の二胡等を抱え引く若き女性演奏者達(女子十二楽坊のミニ版)が迎えてくれます。
それを過ぎると、すぐに突き当たりの正面に昔、桂林を大きく取り囲んでいた城壁の一部が残っており、それを舞台背景に城壁の真下へ、一段高く大太鼓5台を据え、その前それぞれに屈強な若者が陣取り、太い撥を打ち振る姿が浮び上がってきます。一段下って湖面に張り出したウッドデッキに30人程の踊り手が少数民族風な踊りを繰り広げ、舞台の目の前に泊めた3隻の船上から観賞するしかけで、城壁をバックに心憎いばかりの演出です。しかし、太鼓を打つ動きは仕草のみで、力強い響きは伝わってこず、踊りの若い女性の中にはアルバイトで駆り出された風なぎこちない子も混じっていて、非常に残念でした。
それらとも次第に遠ざかり、暗い湖面を静かに進む中、何処からともなく「二胡」の演奏が流れ出します。振り返ると、いつの間にか一人の女性二胡演奏者が上船していて、琴線に触れるような演奏を始めてくれています。1曲目は中国の、2曲目は朝鮮民謡独特の3拍子のメロディーが流れ、韓国人団体客は大喜びで、4、5人のお客から子供に持たせたりしてチップが渡されています。3曲目は私とお客様の日本語が耳に入ったか、「荒城の月」を演奏してくれ、暗い湖面を行く船の中で聞く「荒城の月」には、些かぐっと来るものがありました。
出航地へ戻ると、第一便の2、3倍の人々が出航を待っています。西洋人も多く混じっています。以前は、桂林観光の外国人と言えば、断トツ日本人ですが、今では、その存在は希薄になり、日本語ガイド達は淋しく、日本のお客さんが少なくなったと嘆いています。これから、気温も高くなるにつれ、夜風に吹かれてのナイトクルーズは、とても優雅な小旅行です。
皆様もどうぞ一度試されてはいかがでしょう~!
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