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絶景スポットレポート プリント
龍脊棚田・吹く風に 時を忘れて
役立ち度:
(17票) 更新日:2013年04月15日

龍脊棚田は龍勝県和平郷平安村に在る龍脊山に展る棚田群です。桂林市より103km離れ、面積は約7.16㎡あります。現在、桂林観光の棚田部門としては、三ヶ所の観光コースを有しています。

こんにちは!チャイナエイトへようこそ。

桂林棚田観光3コースとは「金坑棚田」、「大瑶山棚田」と「平安龍脊棚田」です。今日は皆様を一番人気の高いコースへご案内致します。

撮影日:2013年3月6日

撮影場所:広西省桂林市 平安村の龍脊山にある棚田

 

 桂林市内より1時間半程で龍脊棚田の麓にある料金所へ着き、入村料80元(約1200円)、村内バス代往復40元(約600円)を支払い、乗換え中腹の入口まで約30分バス移動します。再びチェックを受け入口を抜けると、ここからは「歩き」のみの登りになります。

 

 この棚田は元の頃より拓き始め、清の頃にほぼ今の姿になり、約700年もの時を要したそうです。

 

 平坦地と比べ高低差の激しい山の斜面を切り開く作業は、並大低のものではなかったことでしょう。水田へ生まれ変わった後でも、農機具・肥料、他や秋の収穫物等々の運び上げ、下ろしは日々続き、牛馬の助けを借りたとしても、殆ど人力だけが頼りの時代、筆舌に尽し難しい苦労をと伴ったことだろうと思われます。

 

 先祖人は好き好んで、このような条件の悪い地を選んで定位した訳けではなく、好条件の平野部は強い民族に占拠され、追い立てられるように逃げられ、山奥へ山奥へと移り住むようになった結果だと聞いています。

 

 悪条件の地であっても、少しでも好い暮らしを夢見、子供たち、その孫たちのひもじい思いを少しでも癒せればの願いの連なりこそが、彼の世界中に知られている「万里の長城」より2倍以上の年月を要して、我々の眼前に棚田となり展がりを見せてくれています。他民族から逃げられ、辺境の地へ追い遣られる様な力無く貧しき少数民族といえども、実直に営々と数百年に渡る努力を積み重ねれば、この様に見事な民族遺産を遺せることが出来るのだと考えさせられます。

 

 この棚田は、この地に住むチワン族、ヤオ族の大きな誇りであり財産でもあります。今では棚田から得る直接の収入だけでなく、その何倍もの富を観光客が運んで来るようになりました。自分達の棚田をよもやお金を払って、観に来る人々が現れるとは、ご先祖さま方は考えもしなかったことでしょう。

 

 豊かになってゆく子孫の姿を喜びつつも、安易にそれに頼っている様子を少し心配しているかもしれません。

 

桂林市内より1時間半程で龍脊棚田の麓にある料金所へ着きました。

 

麓の料金所から、村内専用バスにて、棚田の中腹へ移動します。麓から中腹まで30分間ぐらいです。中腹に到着後、棚田ハイキングがスタートします。

 

お年寄りや足に自信のない人を目当ての「輿コシ」が数台並んで客待ちしています。これは駕籠に似たもので、並行に2本太く長い竹を並べた上に椅子を造り付けた乗物です。これの豪華な造りの物はテレビ・映画で皇帝が乗っているシーンをよく目にします。

 

椅子に掛けたお客を挟んで前後に1人づつの屈強な男性が肩へ担ぎ登ります。肩より上に坐り辺りを見るので、目線が高く可やりの眺めだと思います。但し、竹がしなり少し上下動はあるようです。

 

更に、民族衣装を着た「お土産」屋さんの露店が沢山並んでいたりもします。

 

これはチワン族の名物料理の一つ、「竹筒飯」と言うものです。一つは10元、棚田に訪れたら、ぜひ一度ご賞味ください。

 

ヤオ族の女性は髪を長く伸ばす伝統があり、1メートル40センチ以上の長い髪の女性が60人余りいることからギネスブックに入っています。

 

髪を長く伸ばすのは大変だろうなぁと感心しました。村で最も長い人の髪は1.7メートルだそうです。ビックリですね!!!

 

少し進むと、一つ目の村があり、その村の中の狭い路地を開け放しの門口や窓から家の中を覗き見するような感じで通り抜けて行きます。入口より山頂までは、人にもよりますが、約1時間半程の登りです。石畳の道が続いており、処々石段になったりもしています。この道は村人の生活道で、棚田への往き来に使われているのを、私達も利用させて貰っている訳けです。

 

登りの中ほどに、3階建、4階建の巨大な木造家屋の集まっている村が現れます。これらは、増加して来た棚田観光のお客さん向けの自宅兼民宿の館群です。

 

道より一段下った所に建てられた館は、下の階が農機具置場や牛、豚の飼育場に使われ、道路の高さに合わせた2階部分が入口であり、客用食堂及び住人の生活空間に用いられ、その上階部以上が客室に充てられています。

 

私達一行も昼食をこの中の1軒部に入り堪能しました。地元で採れた材料を調理した素朴な伝統料理は名物「竹筒飯」と共にとても満足のゆくものでした。

 

頂上まであと一歩の所に、棚田を望める恰好な展望台があり、民族衣装の貸衣装屋さんが待ち構え、棚田をバックに少数民族へ変身した我が身を撮ることができます。

 

本当に似合いますね!写真だけ見れば、全く日本人観光客と思わなく、現地の少数民族の娘さんと見間違うでしょう?少数民族の服を着て、棚田をバックにして、なかなかいい感じですね!

 

頂上へ到着!天気に恵まれ、棚田がくっきりと望めます。

 

山々に棚田の広がりを見せ、その上を縁りの風が吹き渡ってゆきます。その吹く風に身を晒し、心地好く時を忘れるままに、様ざまな想像が駆け巡ります。皆さん、どうぞお元気でご活躍くださいね。

 

山々を吹き渡る風には、歴史の流れに誘う何かが秘められているのかもしれません。貴方も一度、山々を吹き渡る風の中に佇んでみませんか?

 

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