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西安の人気「軽食」百選⑮
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(0票) 更新日:2020年05月21日

いにしえの古都ーー西安には、色々の美味い「軽食」があります。今回は老潼関肉挟饃 (ロー・トン・グアン・ロー・ジャー・モー)をご紹介します。

 潼関は三国志の潼関の戦いで有名です。現地の名物「老潼関肉挟饃」料理は脂身が多くて脂っこいことがない特製の醤油煮込み肉を挟むサクサク、香ばしい揚げパンに、必ずアヒルの肉スープをつけて召し上がります。昔、唐皇帝李世民が「老潼関肉挟饃」を食べた時、「妙、妙、妙、吾は知らない。この世にこの美食があるのだ」と連賛したという伝説もあります。

 「老潼関肉挟饃」と他の「肉挟饃」の違いは、焼きパンの作り方です。その焼き方は独特で、精製小麦粉にぬるま湯、アルカリ粉とラードを加えて混ぜ、生地を丸めて、焼きパンの形をしてから、特別なオーブンで焼いて、色が黄色くなった時に取り出します。その焼きたての「千層餅(千重焼きパン)」は、皮がサクサクして、まるでショートケーキのようです。一番伝統的な食べ方としては、コンロから出たばかりの熱い焼きパンを使って、煮込んだ冷たいお肉を挟みます。俗称:「熱饃で涼肉を挟む」という。豚肉の加工方法も独特です。豚バラをニガリ鍋に入れて、特製調味料で漬け込んで煮ます。肉の質はきめ細かくて、香りがいいです。