西安の人気「軽食」百選⑨基本情報|プリントアウト
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西安の人気「軽食」百選⑨
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(0票) 更新日:2020年04月20日

いにしえの古都ーー西安には、色々の美味い「軽食」があります。今回は傷心涼粉 (サン・シン・リァン・フェン)をご紹介します。

 「涼粉(リァンフェン)」というのは緑豆の粉で作ったところてんのような夏の食べ物。「傷心(涙出る)」というのは陝西地方古来特有の「芥末(中華ワサビ)」を味付けで、涙が出ること。

 陝西の漢中でストーリが伝わっています。清時代の咸豊十年(1860)のある日、咸豊皇帝は宮外の町から「一杯を食べたら、三日間は心が涼しくなりますよ」という売り声を聞いた。宮外に出て、「涼粉」を注文しました。ゴマだれ、唐辛子粉、ニンニクおろし、わさび、お酢入れの「涼粉」を食べ終わった後、しきりに称賛して、その行商人に銀の三百両を賜った。

 実は、オリジナルの「涼粉」を作る方法はとても簡単です。緑豆またはインゲン豆を原料として、水に浸漬して膨張させ、研磨してから、モルタルを取り除き、粗滓を取り除き、漂濾して沈殿し、適量の水を加えて鍋の中で火を通して加熱し、かき混ぜながら煮ます。のりの形をしている時は、たらいにすくって、冷ましたら、ところてんになります。

 「インゲン豆の涼粉」

 インゲン豆は普通の野菜と違って、抗菌消炎や新陳代謝の機能を強めるアブシシン酸、ギベレリンと植物の凝縮素などの物質を含めています。

 1、免疫機能を強化する人体に必要な各種の栄養物質が含まれています。特に良質のタンパク質が含まれています。

 2、インゲン豆にはカロチンが含まれていますから、人体の発癌物質の合成を防ぐことができ、癌細胞の形成を減らし、癌の発病率を下げる効き目があります。

 3、インゲン豆には粗繊維が含まれており、大腸の蠕動運動を促進し、大腸をきれいにする役割を果たしています。

 「緑豆の涼粉」

 1、緑豆に含まれるタンパク質とリン脂質は神経を興奮させ、食欲を増進する効き目があり、多くの重要な臓器に栄養を供給する作用があります。

 2、緑豆の多糖成分はセロトニンの活性を強化し、脂質の中のグリセリンの3エステルを水分解させたことによって、血液脂質を下がります。冠状動脈性硬化症、狭心症を予防する効き目があります。

 3、緑豆には1種のグロブリンと多糖が含まれています。体内のコレステロールが肝臓で胆酸に分解され、胆汁の塩分分泌を加速し、小腸でのコレステロールの吸収を低下させる効き目があります。

 4、緑豆の有効成分はアレルギー抑制作用があり、じんましんなどの病気を治療する効き目があります。

 5、緑豆はブドウ球菌及び一部のウィルスに対して抑制作用があり、熱下がりや解毒する効き目があります。

 6、緑豆は豊富なトリプシン阻害剤を含み、肝臓を保護し、タンパクの分解を減少させ、腎臓を保護する効き目があります。