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日本人とシルクロード
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(7票) 更新日:2013年06月05日

シルクロード(Silk Road)は、東アジアと地中海国家の間の歴史的な交易路を指す呼称です。絹の道とも呼ばれています。現在の日本でこの言葉が使われるときは、特にローマ帝国と秦漢帝国、あるいは大唐帝国の時代の東西交易が念頭に置かれることが多いが、広くは近代(大航海時代)以前のユーラシア世界の全域にわたって行われた国際交易を指し、南北の交易路や海上の交易路をも含めます。


 シルクロードはドイツ人の地理学者リヒトホーフェンが19世紀に唐の都、長安から西域の国に絹を輸出した道程を「ザイデンシュトラーセン(絹の道)」と名付けたのが始まりです。これが発展して、西はローマまでの東西文化交流の通りに拡大したものです。日本の奈良は、さらに長安から東への支線を自称しています。正倉院に残る数多くの中国製やペルシア製の宝物、天平時代に遣唐使に随行してペルシア人が日本に来朝したことに関する記録などがあります。当時の日本は唐代の東西交通路に連なっていたと認識されており、摂津国の住吉津(現在の大阪市住吉区)は「シルクロードの日本の玄関」、飛鳥京や平城京は「シルクロードの東の終着点」と呼ぶことがあります。このシルクロードを通じて、東西文化が歴史を築きました。



     



 仏教はインド、中央アジア、中国、朝鮮半島を経由して、日本に伝来しました。仏様も、インド仏教と西のギリシャ彫刻が融合してガンダーラ(健陀羅)仏が生まれました。多くの文化が東西文化交流で生まれたものです。日本人は、日本で日本化に勤めましたが、文化の根底に国際的な連帯感を持っています。



     



 こうした文化的背景から、多くの日本人は、シルクロードに歴史のロマンを感じ憧れるのでしょう。われわれの文化のDNAにはそうした国際文化がインプットされています。

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