【乾陵】
唐の第3代皇帝・高宗（こうそう）とその妻・則天武后（そくてんぶこう）の合葬墓ー乾陵（けんりょう）から初まり、唐第4代皇帝中宗（ちゅうそう）の七女李仙蕙（りせんけい）の墓「永泰公主墓（えいたいこうしゅぼ）」、更に前漢の第4代皇帝の景帝（けいてい）の陵墓と博物館を巡ります。繁栄を齎した歴代皇帝の貴重な遺跡を制覇します。日本高松塚古墳と同時期の壁画が目玉です。
【昭陵】
唐代二代目皇帝・太宗李世民と長孫皇后の合葬墓です。唐代の皇帝陵の中で最も規模が大きく、「天下名陵」と称されています。太宗に仕えた皇族や功臣などの200基近い陪葬墓があり、これほど多く陪葬墓のある陵墓は他にありません。浮き彫り石刻「昭陵六駿」と「碑林」は目玉です。
【茂陵】
漢武帝の茂陵は漢王朝の皇帝陵墓の中で最大規模を誇り、「中国のピラミッド」と称されています。天才武将・霍去病墓の所在地に茂陵博物館を設けられました。「馬踏匈奴(匈奴を踏み付ける馬)」などの石刻は国宝に認定され、歴史と芸術の面では、圧巻の価値があります。
【陽陵】
前漢四代目皇帝・景帝とその皇后の合葬墓陽陵を中心に建てられた極めてユニークで臨場感あふれる地下博物館です。地下に遺構がそのまま保存され、その真上を歩きながら発掘現場を間近で見学できるのは最大の特徴です。