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中国鉄道切符の争奪戦
更新日:2012年01月15日

  なかなか入手困難な中国鉄道切符はいったいどのように入手したほうがよいでしょうか。ラッシュ時の列車はどんな様子でしょうか。チャイナエイトは現地より解説レポートを提出いたしました。

  こんにちは。チャイナエイト(CHINA8)です。今日は中国鉄道切符の入手と乗車手続きに関して、紹介いたします。

  (1)鉄道切符の入手はどこ?


(写真:「春節」帰省ラッシュ時の臨時切符売場前の行列)

  中国各主要駅の切符販売所では、切符をお買い求めできます。但し、中国鉄道は全国で唯一の国営鉄道が独占で巨大なネットワークを運営しているため、路線の状況が複雑で、運輸力も不足しています。切符窓口の前は、常時長蛇の行列ができています。その理由は、乗客の買いたい切符はよく売切れ、何度も代案車両の照会を繰り返しているため、一人が切符を買うには、長い時は3-5分間かかります。10人並んでいても、30分以上かかる場合もしばしばあります。

  しかも、ピーク時や、帰省ラッシュの時は、かなり長い行列が出ます。


(写真:春節帰省ラッシュ時の駅切符売場前の行列)

  駅の切符窓口は総合窓口になっているのが普通ですが、一般電車から高速鉄道(新幹線)まで、全般の切符を取り扱っています。需要層によって、窓口を分けることはまずがないです。しかも、回数券や通勤パスのようなものは一切ありません。毎度毎度切符を買わないといけません。一般的な人に対しては、鉄道は年に一度か二度しか使わない交通機関で、便数や時刻に対する知識も少なく、切符を買う時には質問が多くて、効率が悪いです。

(写真:ある駅前の切符行列)

  ピーク時には、一枚の切符を買うには、前夜から徹夜して切符売場の前に並んで、発売する瞬間に窓口に辿り着くようにする争奪戦を取り組んだ人々が多数いました。それでも、発売開始の3秒の内に、全便完売される電車があります。

  (2)鉄道切符の「実名制」って何?

  一部の鉄道切符は貴重資源になるため、切符を数倍の価格で転売するダフ屋が駅周辺に多数存在しています。ダフ屋が大量に切符を買い占めて、一般乗客に切符を転売しています。

  2011年6月から、中国鉄道はダフ屋対策として、「実名制」を実行しはじめました。この「実名制」は航空機のチケットと同じように、切符を購入する最初の時点に、乗客の身分登録を依頼しています。中国人は身分証明書、運転免許などを切符窓口に提出して、切符の上に、自分の名前と身分証明書番号を印刷します。外国人の場合は、パスポート情報を登録します。

(写真:切符の左下には、外国人の旅券番号が印刷されます。)

  国鉄の端末に、乗客全員分の情報を登録することを「実名制」と言います。「実名制」の実行は、乗客に対して、不便をもたらしています。身分証明書またはパスポートの本件かコピーを切符窓口に提出しなければなりません。身分証明書やパスポートを持っていないと、切符を買えません。電車にも乗れません。

  身分証明書やパスポートの持参を忘れた人は番号だけを伝えても、切符は購入できません。

(写真:駅に入る前に、身分照会所で切符+身分証明書またはパスポートを照会する)

  購入した切符は登録した本人しか使えません。他人への渡譲や販売は禁止されています。

  常時は、駅の待合室では、鉄道要員と公安が乗客の約5%の対して、切符と身分証明書の照会を行っています。ピーク時は、駅の入口前に、空港保安所のような身分照会所を設置して、駅に入るすべての乗客に対して、切符と身分証明書の照会を行っています。

  (3)乗車する流れは?

(写真:旧正月帰省ラッシュ時の広州駅前広場)

  中国鉄道は、かなり高い稼働率で運営しているため、ピーク時はもちろん、常時も時々定員以上に運行しています。よって、安全のため、日本と違って、ホームで電車を待つことではなくて、空港のように、待合室で電車を待ちます。電車が駅に入ってから、改札が始まります。

  電車の便数が少ないため、現地人は「早めに駅へ行く」習慣があります。少なくとも、電車の来る40分前に、駅の待合室ですでに待っています。その理由は、乗り遅れたら、次の便はない、または次の便の切符は買えないことを覚悟しています。

  最近は自動改札がだんだん普及されましたが、まだまだ不慣れな人がいて、改札機もよく故障しています。自動改札機の隣に、駅要員が監視しているのが普通です。故障になる時や、トラブルになる時は、駅要員に切符を見せて、別の人工窓口からでも改札できます。

(写真:「春運」帰省ラッシュ時の帰省電車)

  車内は全員「指定席」になっていますが、中国鉄道は運輸力不足により、「無席」の切符も販売しています。皆さんは切符改札後に、一生懸命早足で乗車するように競い合っていますが、その理由には「無席」の切符を持っている人は、先に座席を探したい背景があります。

(写真:帰省ラッシュ時の一般電車の様子)

  中国は広い国土を持っていますが、電車一回の運行は、10時間以上、ないし3日間かかる電車も多数あります。その「無席」の切符を持っている人は、「指定席」の人と同じ代金を払っていますが、非常に苦しい旅行になります。それは単なる切符入手が困難で、少しの手遅れで切符を取れなかったからです。

  中国鉄道切符はやはり早めに購入することが常識です。

  以上、チャイナエイトよりお伝えしました。

 

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