繁昌店「椿記焼鵝」での会食の巻基本情報|プリントアウト
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繁昌店「椿記焼鵝」での会食の巻
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(17票) 更新日:2019年05月24日

中国における本格中国料理店は、大規模な店が非常に多く、その店の数も大変多く存在します。競争はとても激しく、それぞれに特色を競っています。

ニ-ハオ!チャイナエイトへいらっしゃいませ!!



今回は、桂林の有名店での会食の様子をご紹介します。



 



撮影日:2013年5月7日



撮影場所:広西省桂林市 中山中路2号(南門橋)「椿記焼鵝」



尚、この文は、在桂林の日本人より寄稿されたものです。



 



この店は、桂林の有名店の一つで、常にお客さんで賑わっています。



火曜日の今夜も満席状態です。チャイナドレスの若い女性接客係の待つ入口を通り階段を上がると、2階のワンフロアーに円卓の列と個室7室が並んでいます。



円卓の数40卓、1卓10名で400名、お客さんが増えれば椅子を追加するので、それ以上の客数が一度に食事可能な規模です。



一地方の小都市〝桂林〟でさえ、3百~5百名位の席数の店は、ざっと百店以上は存在すると思われます。



知人の経営する店には、千人のお客さんが入れる店もあります。



この様に、中小都市でも大規模なレストランが多数成り立っていける要因は、



中国では、会食の機会がとても多いということです。



日本人の、友人、知人への誘い言葉は「一杯やりましょう」に対して、中国人のそれは「一緒に吃飯(食事)しましょう」です。



中国の会食の際にも、勿論日本より遥かに強い酒を、遥かに多量に飲み干しますが、それでも主役は食事であり料理です。



 



先に、2人の友人が待つ個室へ入ります。



暫く待つうちに大人8名・子供1名の今夜のメンバーが揃い、料理を注文します。ここでは、携帯のような端末にオーダーを聞きながら打ち込んでいます。



注文が一通り終わると、レシート状のオーダー一覧表が出てきて卓上に置かれます。



 





2階のワンフロアーの円卓イメージです。



 





トイレへ通じる通路沿いに、ガラスで仕切られた広い台所があり、見学できるようになっています。しかし、写真撮影は止められました。



一見して60~70名のコックさん達が忙しそうに立ち働いています。物陰に隠れている人もいれると、約70~80名はいそうです。



一番左端に大型ガスコンロが縦に並んでいます。



その前で10人程のコックさんが、大きくあがる炎の上で大鍋を振っています。



通路に近い一番手前の人物が料理長のようで、最も貫禄があり、位順に奥へ並んでいるようです。縦に長い作業台を挟んで、一人づつに補助のコックさんが附き、注文毎に用意された材料の皿を、大鍋に向うコックさんへ渡しています。



息の合った曲芸を見るように流れるような手際の良さです。



他に、湯(スープ)のみを担当、野菜や肉を切っている部門と、それぞれに忙しく、戦場のようなせわしなさです。暫く、見とれてしまいます。



 





料理が運ばれてきました。



先ほど卓上に置かれたオーダー表の料理名にチェックを入れています。



数百人分の短時間に集中するオーダーを、間違いなくスムースに提供するシステムは、さすがに良く考えられていると感心します。



 





始めに、蕨粉入り蕎麦が来ました。



大鉢に盛られた冷製蕎麦で、日本の味とは全く違う異国の味という感じのつゆが張ってあり、ほんのり甘口の豊かな味わいで、後口には辛味が喉にきてむせたりしますが、後引く旨さでついつい箸が出ます。



 





次に、この店の看板メニュー「焼鵝」の皿が現れました。



私は数十年前に、北京の高級専門店で北京烤鴨(北京ダック)を食した経験があります。その時は美味しいと思いました。しかし、この焼鵝を知ってからは、断然こちらに軍配を挙げます。



北京の専門店の北京ダックはとても高く、1人日本円で1万円位したように思います。当時の北京市民の平均月収数月分に相当する金額だった記憶があります。



改革開放直後遣り直後の時代、外貿を稼ぐ為に、このような高級店は外国人専用として、諸外国の一流店と同じような料金で外貿を集めていた国策店だったと思います。



 



飴色に焼上がった鵝鳥一羽文を削ぎ切りにした皿へ、箸を伸ばし一切れを摘みタレにつけ口に入れます。



皮はパリっと肉は柔らかめで旨さが口に広がり、箸が進みます。



 



他に、叉焼(チャーシュー)、波波菜(キャベツ炒め)、豆腐(蒸篭蒸し出来た)、殼付海老の甘辛炒め、鵝の手羽焼、猪肝と枸杞の湯(豚レバーとコクの葉スープ)、ナスと湯葉の煮物、海魚の蒸し物と米飯とが、円卓を隙間なく埋め尽くすしています。



 



中でも、鵝の手羽焼は日本では全く目にしたことが無く、豚のスペアーリブの焼物を少し薄くしたぐらいの14~5cmの骨付を1本手に取り、歯を立てて噛み付き、骨から引き剥がすように皮と肉を食べます。



歯応えとなんともいえぬ奥深い旨さのある味です。



 



食事も進み、話もはずみ、ビールも十分に空け、料理も残り少なくなった頃、最後の、黄身餡入り包子が出てきました。



一斉にみんな手が伸び、忽ちに皿だけになってしまします。



 



皆の美味しい御馳走に満足した笑顔に別れを告げ、ぶらぶらと散歩しながら帰りました。



 




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