済南霊岩寺
こんにちは!チャイナエイトです。
済南市の郊外にある中国で「海内四大名刹」の「霊岩寺」を訪れました。
本来済南市に来たら、やはり世界遺産の泰山に上るべきですが、同行している年寄と子供の状況を考えると、やはり泰山に登るのは無理です。泰山の山脈の一部にもなっている「霊岩寺」へドライブで来ました。
今から遡って1600年の歴史も持つこの霊岩寺では、泰山山脈の西北麓にあり、済南市から車で1時間の距離です。一番有名なのは、この「千仏殿」と「辟支塔」です。
内部の写真撮影は禁止されていますが、古くから紀元6世紀の唐の時代からもこの「千仏殿」には、素晴らしい仏像が保存されています。すべての仏像は生き生きした表情と姿勢を取り上げており、仏像を一遍見るだけでも、心が洗われた気がします。
「辟支塔」は寺院の奥側に建てられた1000年前のレンガ造りの塔です。八角形9層の塔は高さ55.8mです。お寺のランドマークでもありますが、典型的な宋代佛塔です。
お寺は都会と離れており、山に沿って作られています。ここに来ると、心が静まり、世間の煩悩から抜け出すことができます。更に、他のピカピカしたリニューアルの寺院と異なり、本来からの建築物をそのまま保存するようにしています。
破壊された遺跡でも、そのまま壊さずに展示しております。お坊さんが真剣に修業できる寺院と思います。
また、歴代高僧の墓地の見学から、お寺の沿革を判明することができます。仏教史の研究に貴重な資料と言われています。