鹿回頭公園
本日は海南島の鹿回頭公園をご紹介します。
撮影日:2008年9月
撮影場所:海南島三亜市鹿回頭公園
鹿回頭公園は三亜市より車で約15分、 鹿回頭半島の山頂に位置する三亜市内を一望できる公園です。
1989年にオープン、面積は83ヘクタール、山頂の高さ275メートル、入場料大人45元、
身長1.2m~1.4mの子供は半額。
まずは、チケットを購入して、電動自動車に乗り、ここまで上がってきます。
中国の観光地の重要度を示すAの数は3つ。(最大5つ)
この手の小さな公園にAAAが付くのは実はめずらしい。
海南島には観光地が少ないのが影響してるかな?
公園の地図には親切にも日本語表記があります。
さっと回れば30分程度で回れる小さな公園です。
お年寄りや、体の不自由な方用に公園内には電動カートも用意されています。
入り口を入ってすぐ右側に「鹿場」の看板があります。
多分、鹿がいるんでしょう。降りてみます。
いました。
暑さでやる気のない鹿さんが沢山います。
鹿さんはともかく、この鹿場の上は展望台になっていて、鹿回頭半島を一望できます。
右側は三亜湾に続く海岸線で、ちょうどう中央にバンヤンツリーホテルが見えます。
左側は小東海と呼ばれるエリアで、インターコンチネンタルホテルがあります。
奥の山のふもとは鹿回頭ゴルフ場です。
日本、香港、三亜、タイなどを結ぶ豪華クルーズ線が鳳凰港に停泊していました。
途中、夫婦円満と安全祈願のお守りがつるされていました。
ここで、お守りを購入して、木に結ぶとご利益があるそうです。
山頂には鹿と男女の彫刻が置いてあります。
高さは15mあり、かなあり迫力がありました。
そもそもこの場所には、黎族の愛の物語が言い伝えられています。
簡単に訳すと、
その昔、島の内陸に住む黎族の青年が狩りをしている時に、一頭の鹿を見つけました。
山を越え谷を越え、青年は鹿をこの場所まで追い込みました。
諦めた鹿が青年の方を振り返ると、まばゆい光に包まれ、美しい女性へと変身しました。
その後、二人は恋に落ち、沢山の子供を育て、三亜の街を作ったといわれています。
鹿がいたのも、夫婦円満のお守りがあったのもこれで納得。
この彫刻から三亜市内が一望できます。
気軽に立ち寄れる天涯海角と並ぶ三亜の定番スポットになっています。