慕田峪長城は、北京市内より北へ約70キロ、懐柔県軍都山の頂(標高1000m)に位置し、創建は6世紀・北斉時代。14世紀・明代の隆慶・万暦年間に大がかりな修改築を行い、その後1987年約2キロにわたる部分の修復を完了し、観光地として現代に蘇りました。慕田峪長城の周辺には杏や桃などの樹木が生い茂り、灰茶色の長城とのコントラストが際立っています。まるで緑の海に横たわる白い龍のようにも見え、自然と美しく調和する姿は慕田峪長城ならではの景観です。