北京から八達嶺長城を越え約130キロ、鶏鳴山の麓に広がる、古色蒼然とした旧宿場町【鶏鳴駅（けいめいえき）】。約700年前、元の太祖チンギス・ハンが征西の際、蒙古や西域に向かう道沿い30キロごとに宿場(駅站)を設けたことに由来します。明代には駅卒(警備兵)が駐屯する城塞都市として発展しました。昔ながらの街並みがほぼ完全に保存された【鶏鳴駅】は、近年新たに注目を浴び、05年に中国歴史文化名村に指定されました。悠久の時の流れを感じながら静かな城内の散策をお楽しみください。鮮やかな清代の壁画が残る泰山廟や、八カ国連合の侵略を逃れ西安に向かう途中西太后と光緒帝が宿を取った四合院などもご案内します。