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上海旅行の危険情報・注意事項
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(6票) 更新日:2019年05月07日

上海は人気の観光都市ですが、見えないところにはたくさんの危険が存在しております。チャイナエイトは中国旅行中の皆さんに知った方がいいと思う事項を書きます。各危険エリアに旅行する際には必ずご注意ください。



①東昌路駅周辺



上海人が警戒するスリ多発エリアNo.1。夜の一人歩きも厳禁


「東昌路」駅周辺はオフィスビル、銀行、病院などが密集しているため、それぞれの勤務時間を過ぎると人通りが一気に減ってしまう。夜の一人歩きを狙ったスリや強盗が市内でも多いエリアとして有名。また、「漕宝路」駅周辺、服飾市場のある七浦路の歩道橋上、「人民広場」駅構内のコンコース、赤峰路と曲陽路の交差点周辺も、地元上海人が警戒するスリ多発エリアとのこと。数人のグループや子どもを使った犯行も多い。通りがかるときは細心の注意を。


 




②虹橋国際珍珠城



ブランド品のニセモノ市場としても有名。客引きの誘いは無視して


激安ショッピングスポットとして、上海在住外国人の間でも人気の上海虹橋国際珍珠城。基本的には安心してお買い物を楽しめる場所ですが…実は、有名ブランドのニセモノ市場としても知られています。日本人はお金持ちと思われているので、客引きが特にしつこいです。店の裏の個室に連れていかれることも多く、興味本位で近づくのは危険。また入手しても、帰国時に税関で没収されたり罰金をとられるなど良いことはありません。上海科技館駅の地下や南京西路などにも同様のニセモノ市場があります。お買い物の際にはご注意を。


 




③龍陽路駅



白タクやぼったくりの被害が多発、悪質タクシーにはご用心


浦東国際空港からリニアモーターカーで移動すると、龍陽路駅に到着します。ここからタクシーを利用する際に気をつけることがあります。駅には正規のタクシー乗り場がありますが、そこまでに片言の英語や日本語で「タクシー?」と声を掛けてくる人たちは100%白タクです。遠回りされたり不当な料金を請求されたりするので、絶対に乗らないこと。また、他の場所でも言えることですが、赤やエンジ色のタクシーはトラブルに巻き込まれる可能性が高いので、避けた方が無難。逆に、水色や白色、水色のタクシーは比較的安全です。


 




④外灘



祝祭日の夜は不意の事故に注意。人が多い日は避けよう


2014年12月31日、カウントダウンイベントを見ようと集まった群衆内で将棋倒し事故が発生。36人が亡くなった。外灘は、大晦日、春節、国慶節などに花火やプロジェクションマッピングなどのイベントが開催され、多くの市民が集まる場所。ケンカやスリなどのトラブルに巻き込まれることも多い。また、2012年には女性二人が犠牲になる通り魔事件も発生している。


 




⑤上海火車站(上海駅)周辺



中心部からはずれた鉄道の発着駅。スリや物乞いに気をつけて!


名前だけを聞くと、街の中心部にあると思われがちな上海駅。しかしながら、観光スポットや繁華街からは少し離れている上、空港への直行路線もなく、アクセスは正直あまり良くありません。また、中国国内の各地方都市と結ばれた高速鉄道の発着駅なので、出稼ぎ風の労働者がたくさんいます。スリや物乞いも多く、駅周辺は日中でもあまり雰囲気が良くない印象。中国国内旅行を予定している方以外は、上海駅周辺ではなく観光エリアのホテルを予約するのがおすすめです。


 



地方から上京したばかりの人が集まる場所。スリ、物乞いに注意


高速鉄道や動車組の発着が多い上海虹橋駅、上海南駅、松江南駅に比べ、上海駅は長距離寝台列車などの発着が多く、地方の貧しい層が多く利用する傾向にある。子どもや障がい者を使った物乞いに不快な気分にさせられたり、スリの被害に遭うことも。長距離バスターミナルのある北口はさらに閑散としており、工事現場が多く、雰囲気もよくない(2015年2月現在)。列車に乗る場合は、「上海虹橋駅」発のものを利用するのがお勧め。


 




⑥豫園周辺


「シャッター押して」の声がけに応じると詐欺のターゲットに!


地下鉄10号線「豫園」駅1号出口前付近などで、中国国内旅行者風の地味な風貌の男女(または女二人)にシャッターを頼まれ、「旅行者ですか?私たちも上海初めてなので一緒に観光しましょう」「え!日本人なんですか?私の親戚も日本にいるんです」などと言われて仲良くなり、法外な値段の中国茶館に連れて行かれる事例がここ数年多発中。既に定番の非常に有名な手口だが、何年たっても日本人の被害が後を絶たない。「人民広場」駅周辺、南京東路、外灘でも同様の被害多数。現地の一般中国人は、知らない人にカメラを渡してシャッターを頼むことはないと考えたほうがよい。


 




⑦南京東路



観光客を狙ったスリが多いエリア。防犯対策はしっかりと


昼夜問わず、いつも多くの観光客で賑わっている南京東路。比較的治安が良いといわれる上海ですが、人が多く集まるところには、スリの危険が潜んでいます。ショッピングスポットが多いので、人前でお財布を出すときは目立たないようにする、バッグのジッパーが確実に閉まっているか常に確認するなど、充分すぎるくらいの防犯対策を。パスポート等の貴重品も肌身離さず、上着の内ポケットに入れる、または首から下げるタイプの貴重品ケースを利用するなど対策をしておくと安心です。



 




⑧寸借詐欺にご注意ください!



上海では以前から、古北や南京東路などのエリアで寸借詐欺が発生しています。具体的には、会社員風の人物が名刺を差し出しつつ、「財布をなくしてしまい、家に帰れない。後で返すのでお金を貸してほしい」等と中国語や英語で声をかけ、現金数十元~数百元をだまし取ろうとするものです。名刺は偽物で、会社名や連絡先も架空のものですので、後から電話をかけてもつながりません。


怪しいと思った場合は相手にせず、その場を立ち去りましょう。何度もしつこく要求してくる場合は、直ちにその場で警察に通報してください。