上海市に残る都市水郷:朱家角基本情報|プリントアウト
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上海市に残る都市水郷:朱家角
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(7票) 更新日:2015年10月21日

上海市青浦区にある朱家角は、市中心地から西へおよそ50kmに位置し、日帰りでも十分楽しめる水郷古鎮だ。ここに小さな村落が形成され始めたのは、今からおよそ1700年前のこと。


水郷朱家角には36もの石橋が架かる現在の町の原型は、明代万暦年間(1573~1629年)整備・建造された。なかでも淀浦河(漕港河)に架かる放生橋は上海地区最大の石橋で、町のランドマークにもなっている。





白壁と黒瓦の建物が軒を連ねる運河沿いの風景は、とても上海市内とは思えない水郷風情を醸しており、都会に住む上海っ子たちに人気の観光地となっている。





歩き方:観光案内所を併設した入場売り場は、旧市街の北にある。主なバスが発着する朱家角バスターミナルとは少々距離がある。(CHINA8の朱家角半日ツアー





見どころが点在する景区(観光地区)は、ゆっくりと流れる淀浦河(漕港河)を境に南方に広がる。南側には土産物屋が軒を連ねる北大街が、北側には朱家角の町を見渡す茶館や庭園もある。朱家角は特に橋が狭いエリアに集中している古鎮のため、観光船を利用し観光をする人も多い。



【放生橋】



上海地区最大の古石橋 全長72m、幅5.8m、高さ7.4mの江南地方最大級の大橋。淀浦河(漕港河)に架かる放生橋は、1571年(明の隆慶5年)に慈門寺僧性潮和尚による募金で建設された。かつてこの橋の下では魚を取ることが禁じられ、放流のみが許されていたため、この名がついた。橋の上から川へ魚を放つと善行を積むとされ、今では観光客用に金魚が売られている。段差10cmほどの浅い石の階段になっており、橋から朱家角の町並みと川を行き来する朱家角遊覧船が見られる。





【廊橋】



珍しい屋根付き橋 朱家角で唯一残された木造の橋で、「恵民橋」とも呼ばれている。赤い欄干とれんが屋根がアクセントになって石橋とはひと味違った趣を感じさせる。北大街に面した橋の入口は涵大隆酱園前にあり、橋を渡れば漕河街に出られる。





【朱家角観光船】



水上から町を眺める 水郷での楽しみの一つでもある観光船は、人気のアトラクション。ゆっくりと穏やかに進みながら、歩道を歩く人々や生活の様子を水上から見ると、また違う感覚で朱家角の町を伺い知ることができる。乗り場は放生橋ほか数ヵ所あり、舟は6人乗りの手漕ぎで、主要景区を3ヵ所巡るルートが二つと5ヵ所巡るルートがひとつある。





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