オープンは1988年。新しさはありませんが、設備やサービスは申し分ありません。しかも、デラックスルーム以下だと5つ星ホテルとは思えない安さで泊まれます。オーソドックスなお部屋ではありましたが、ベッドメイクが「ピシッ」ではなく「ふんわり」なところが好印象でした。ヒルトンオリジナルブランドのシャンプーなど、アメニティグッズも充実しています。

エグゼクティブ以上のお部屋は、映画スクリーンのような大きな窓と大型テレビ、足をのばせるソファなどがついたタイプでした。

レストランやバーもバラエティ豊かに揃っているこちらのホテルですが、イチ押しは39階の四川料理店「天府楼」です。トウガラシと山椒のさわやかな風味が鼻孔に抜ける、辛いだけではない本物の四川料理が味わえるのです。私もこちらのお店で四川料理の美味しさを覚えた一人。国内外に多くのファンがいるお店です。「天府楼」と同じフロアには、ベテランバーテンダーが在籍するシックなバーが。ヒルトン生まれのカクテル・ピニャコラーダを上海で味わうというのもおもしろいかもしれません。

また、ホテル内のレストランとしてはめずらしい寧波料理のお店「水上人家」もぜひお試しを。海辺の街・寧波の海鮮料理を味わうことができます。

1階のビュッフェレストランは24時間営業だそう。早朝の飛行機で出発するときは朝食を諦めがちですが、これなら安心です。

そのほか、室内の空気にもこだわったスパ、ジム、屋内プールや、イースター、バレンタイン、クリスマスなどの行事ごとにかわいらしいお菓子のギフトを売り出すデリも見逃せません。

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ヒルトン 上海（上海静安希爾頓酒店）