新しい観光エリア·徐家滙源基本情報|プリントアウト
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新しい観光エリア·徐家滙源
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(9票) 更新日:2012年12月26日

 こんにちは。チャイナエイトです。デパートが立ち並ぶ商業地区として知られる徐家滙ですが、実はあちこちに歴史的な建築物が残っています。最近、新しい観光エリアとして整備された徐家滙をご紹介します。


★1:徐家滙大聖堂(平日9:00-12:30,13:00-17:00 土9:00-11:00,14:00-16:30 日14:00-16:00) 

 徐家滙の中心に建つローマ・カソリック教会。赤レンガ造りで2つの塔が高くそびえる壮大な西洋建築。中世ゴシック様式に倣い平面は長十字形を呈している。内部は約2500人を収容できる広さで、ステンドグラスも美しく、ここがアジアであることを一瞬忘れるような教会独特の荘厳な雰囲気。(内部撮影不可)

 

★2:徐家滙蔵書楼

 (月~土9:00-11:00, 14:00-16:00 日曜休館)

 キリスト教イエズス会が設立した図書館で大聖堂にほど近い端正な建物。

1階の入口にVTRと資料の展示がある。

1階の一部は一般の画廊になっていて見学可。2階の書庫・閲覧室は通常入室不可。

 



★3:徐滙公学旧跡(現:徐滙中学、土日のみ開放9:00-12:30, 13:00-17:00)

 1850年教会学校として設立。煉瓦作り4階建ての西洋建築は風格があり、英語とフランス語で学校の名前が表示されている。現在も徐滙中学として使用されているため建物内には入れないが、屋外の壁に創立以来の歴史や写真などの資料プレートが多数、整然と掲示されている。

 

 

★4:徐家滙気象観測台(平日9:00-17:00、土日休館) 



 



 



 



現在は改修工事中で見学不可。

 



 年末に工事終了開放予定。



 



 



 









★5:聖母院(聖マリア修道院)旧跡

(10:00-11:00, 14:00-17:00)

 5階建ての堂々とした西洋建築で、内部もレトロな雰囲気が残る。現在は中華料理のレストランだが食事時間以外は開放されており、当時の写真が飾ってある廊下や、2階のホール、中庭にある古い汽車(1899年製)など自由に見学できる。

 



★6:徐家滙公園

 徐家滙の中心に広がる公園で市民の憩いの場。南西側入口には、かつてのゴム工場の名残の煙突がそびえ、北東側入口近くにはフランスのマルセイユ市から贈られた「希望の泉」のオブジェがある。

 

 

 ★7:百代公司旧跡(日曜日午前のみ内部見学可、要予約)

 徐家滙公園内にある百代レコード社の旧跡で、今はスペイン料理のレストラン。煉瓦作りのフランス式建築で、2階にバルコニーをしつらえた可愛らしい姿。内部も予約すれば見学可能。レストランとして美しく整えられた室内には当時のレコードなどが飾られ、窓辺に蓄音機が置いてあり当時の雰囲気を彷彿とさせる。

 

★8:衡山映画館

 1951年に建設された新中国最初の映画館で現在も営業中。2010年に改修工事を終えた建物は綺麗で、かつレトロな趣きを残しており、徐家滙公園の向かい衡山路沿いの洒落た街並に溶け込んでいる。



★9:中国鉄道ワーカー記念塔

 徐家滙公園の向かい、衡山路と広元路の交差点にある。

 アメリカ東西大陸横断鉄道建設に貢献した中国人労働者を記念した塔。3000本もの鉄道レール釘を使って作られている。



★10:光啓公園

 こじんまりした公園だが庶民の雰囲気を感じられる。明代末期の科学者でキリスト教徒「徐光啓」のお墓と記念館がある。

  

 ★11:徐光啓記念館(9:00-16:30)

 光啓公園内にある記念館。徐光啓の像のある中庭を囲む展示室は規模は小さいが、徐光啓の業績や生涯について詳しく紹介されている。

 

★12:土山湾博物館(9:00-16:30 月曜休館)

 土山湾孤児院の旧跡。キリスト教の影響下、孤児達の自立のため西洋絵画・木工・印刷などの工芸が奨励され、海外にも紹介される優れた工芸品を生み出した。博物館内には巨大な木彫りの門、工房の来歴資料、製作された家具や楽器などが展示されている。

 

★13:上海交通大学校史博物館(平日9:00-11:00,14:00-16:30 土日休館 )

 1896年創立(当時名称は南洋公学)の交通大学の歴史を時代を追って展示。展示室は交通大学内の旧図書館の2、3階で、赤煉瓦の建物外観も時代を感じさせる。

 

★14:董浩雲航運博物館(13:00-17:00 月曜休館)

 交通大学内にある海運博物館。一見普通の2階建の建物だが手前の錨のオブジェが目印。1階は古代から近現代に至る中国海運史を紹介。船の模型や日本との交易資料もある。2階は「海運業の巨人」董浩雲の業績を展示。

 

★15:銭学森図書館(9:00-17:00、月曜休館)

 中国の宇宙開発事業に貢献した科学者、銭学森の業績、航空宇宙事業に関する博物館。

交通大学に隣接する広いスペースにモダンな設計の3階建ての建物。

 

 上記施設はすべて入場無料ですが、まず最初に観光施設案内所(漕溪北路90号、地下鉄徐家滙駅3号出口すぐ)で無料チケットを入手する必要があります。案内所には地図・パンフレットも置いてあるので、開館時間など最新情報を確認しましょう。一部施設の見学予約も案内所で受付ていますが電話でも可能とのことです。

 

徐家滙観光エリアの公式ホームページ

http://www.xjh.sh.cn/home