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今回は、厳冬期に繰り広げられる「世界三大雪まつり」の一つである「ハルビン氷雪祭り」をご案内します。

ハルビンの冬は乾燥しているので、雪そのものはそう多くはありません。

ハルビンは590万人もの人々が暮す大都市です。

市街地には、ロシア帝政時代の歴史的建造物やロシア正教の教会等も見られます。

また、満州時代の日本人の手に成った建造物や日本人学校の校舎も残っていたりと、ロシア・日本と中国との間の複雑な時代を生き抜いた歴史を想わせる最北の場所でもあります。

カナダ・ケベックウインターカーニバル、札幌雪祭り、ハルビン氷雪祭りが世界三大雪祭りとなっています。

毎年1月5日より開催される「ハルビン氷雪祭り」が一番若い祭りですが、それでも1985年から催されています。

年々規模が大きくなり、現在では3箇所の会場に巨大氷像群が展示され、これを目当てに国内外から合わせて約800万人もの観光客が、この時期にハルビンを訪れる世界的イベントになっています。

冬季、松花江は全面結氷し、厚さ3メートルの氷の広い交通路と、市民で賑わうグラウンドと変します。トラック等が荷物を満載して、場所を選ばず自由に対岸と往来しています。

岸辺のソ連統括下時代に造られた「スターリン公園」の前面に広がる川面は、巨大アイススケートリンクとなり、大勢いの市民がスケートや橇遊びをして楽しんでいます。

又、氷雪祭りは中国のお正月（春節）と重なりますので、中国の人々が春節を楽しむ様子も一緒に味わえます。この広い川の上で、コマ回しや凧揚げや、爆竹を盛大に鳴らしているのも見られることでしょう。

夜になり、氷雪祭り会場では数十メートルの高さに造り上げられた世界各地の有名建造物や氷像が、色とりどりのライトに浮び上がり、会場に訪れている人々を夢の世界へと誘います。

会場を埋め尽くす大勢いの人々から洩れる溜息や喚声が、潮騒のように暗い夜空へ広がってゆきます。

祭りの会場で凍て付いた体を暖かいレストランへ運ぶと、身も心も蕩けさす北の大地の鍋料理の数々が待っています。凍て付く外界を忘れ、汗を浮べて鍋をつつく食事は堪りません。

さらに古くからのロシア料理レストランもあり、寒い時期にはもってこいのロシア料理も堪能して貰えます。

又、今では餃子は中国全土で普通に食べられますが、元来は中国東北部の伝統的な食べ物です。

その本場で食する餃子を、是非とも楽しんでいただきたいと思います。

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冬季限定・ハルビン氷雪祭り2泊3日

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